2024年3月9日
こんにちは。
クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主の影山です。
意外に身近にありながらも、謎に包まれまくっている伝統芸能・能の世界。その不思議ワールドへとあなたを導く「能の扉2024」、開講いたします。
昨年、半年かけて取り組んだ「能の扉2023」( 昨年の概要 )。
自分にとって、実質初めてとなる能との遭遇でした。カレッジマスター田村民子さんの導きの下、参加してくれた10人強のメンバーと一緒になって、実際に能を見に行き、舞台や舞台裏を歩かせてもらい、能楽師さんの話を聞き、実際に舞ってみて、小鼓をたたかせてもらい、あれやこれやで能の世界を全身で味わい…。
そうして、最初の「能の扉」は、ついに開かれたのでした!
まずはその言葉遣いの美しさに魅かれ、儀式性と娯楽性の両極に引っ張られる中で成立する舞台に興味を覚え、能楽師さんの声の力と生き様に打たれ、「報われぬ者たちのうた」をうたい継いできたご先祖さまたちの情緒に感じ入り、世阿弥に会ってみたくなり、自分の所作が美しいかどうかを考えるようになり、ついには、舞台を一幅の絵として美しいと感じる一瞬に出会えるようにもなりました。
自分で予約をして、勝手に能を見に行くようにもなりました。
ただ、同時に思うのは、「能の扉」はまだまだ続くなということでした。開かれた扉を通って、一つの部屋に入ってみたら、そこはまたいくつもの扉がある部屋であったというように。
よく言われる、没入感/トランス状態というほどまでの観劇体験は得られていませんし、相変わらず囃子のことはよく分からない。既存のエンタメに慣らされていると、やっぱりもっとドラマティックに演じて欲しいなと思っちゃうこともありますし、若い人と経験ある人のよさの違いもよく分からない。
一方、本当に入口までですけれど、扇を持って、基本の型を舞ってみると、それはとても楽しくて、そこに先生が謡(うたい)をつけてくださると、もっと楽しかったりしたので、自分は見る方というより、演る方に興味があるのかもと思ったり…。
能の世界、奥が深いです。
そして、その世界を、もっともっと旅してみたいと思うようになりました。
よろしければその旅、ご一緒にいかがでしょう。
能を見たことがない、能のことがよく分からない、でもちょっと気になってる…というようなあなた、是非です。本講座はそうした方々に向けてこそ企画されました。
昨年ともに歩んでくれた1期生たちも、時折また合流してくれるでしょうし、これ以上ないガイド役、田村さんもいてくださいます。
能楽師さんを筆頭に、行く先々でお会いするこの世界の方々もとても魅力的な方たちばかりです。
そして、旅の途中、ふとした瞬間に、能の歴史650年をつくり、つないできたくださった方たちの息吹に触れられる瞬間も、きっと。
まずは、胡桃堂喫茶店で開催する説明会で、お話、聞いてみていただけましたらうれしいです。
https://festina-lente.stores.jp/items/65dc3c1cf7b4a200340cd62e
ご参加、お待ちしております。
▼本講の詳細/募集概要については
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